ゴーストキャッチャー(呼命弓・マウスボウ)
■ゴーストキャッチャー(呼命弓・マウスボウ)は、
ゴーストキャッチャーは、弓矢の弓から派生してできた弦楽器です。
南シベリアに住んでいた古代クジュバル人のシャーマンが、宗教的儀式を行う際に使用していました。彼らはこの楽器を使って、虫や霊を誘い出し、捕まえていたそうです。
現在でも北アメリカに、同種のアパラチアン・マウスボウというものが残っています。
木製で、形は細長く、一方の端はさらに細くなっており、弦が1〜2本張ってあります。フレットはありません。さらに、共鳴胴がないため、演奏者の口がその役割を果たすことになります。
細くなっている方を口にくわえ、左手でもう一方を支え、弦を押さえます。そして、右手の親指と人差し指を主に使って弦をはじきます。付属のスティックで弦を叩く演奏法もあります。弦をはじきながら口の中の形を変えると、倍音により笛のような音を同時に出すことができます。音は口琴に似ています。
●Vladiswar Nadishana HP
クジュバル人の様々な楽器を演奏しているシベリアのアーティストである、
Vladiswar Nadishanaのホームページ
http://nadishana.com/