篳篥(ひちりき)

■篳篥(ひちりき)は、

雅楽や、雅楽の流れを汲む近代に作られた神楽などで使う管楽器の1つで、表側に7つ、裏側に2つの孔(あな)を持つ縦笛です。
篳篥は漆を塗られた竹の管で作られおり、長さは18pと小さ目です。
西洋楽器のオーボエに近い構造で、本管と簧(した)と呼ばれるリ−ドからなっています。この簧に息を吹き込んで音をだします。

篳篥は笙や龍笛より音域が狭いですが音量が大きく、篳篥は主旋律(より正しくは「主旋律のようなもの」)を担当します。
指孔を押さえるだけでは正確な音は出ず、くわえ方、息の強さで調整します。

雅楽では、笙(しょう)、龍笛(りゅうてき)と篳篥をまとめて三管と呼ばれています。

演奏家紹介

●稲葉明徳
http://inaba.lucklife.com/

●東儀秀樹
http://www.togihideki.net/

●中村仁美
http://www.gagaku.jp/hitomi-hichiriki/

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