クルムホルン

■クルムホルンは、

クルムホルンはルネサンス期に広く使用された木管楽器です。名前の意味は「曲がった笛」で、実際見た目はアルファベットの「J」の形をしています。
この楽器はリード楽器ですが、直接リードをくわえて吹くわけではありません。
吹き口にはキャップがあり、その中にダブルリードがあるため、キャップを通して間接的にリードを吹くことになります。音高は、リコーダーのように管に沿ってあいている指穴を開閉させて変えます。音を出す際息を強く吹き込む必要があり、息の強さによって音程が変化しやすくなっています。
音量はあまり大きくありませんが、バグパイプのようなびーびーといった特徴的な音が出ます。
リード・キャップ楽器は倍音を出すのが困難なため音域が狭く、一般的には長9度となっています。現代のクルムホルンは11度まで出るそうです。このように音域が制限されるため、クルムホルン・コンソート(異なる音域を持つ異なるサイズの楽器のグループで演奏するアンサンブル形態)で演奏されることがほとんどでした。
種類はソプラノ、アルト、テナー、バス、コントラバスの5種類が残っています。


●ROBAHOUSE HP
様々な種類の古楽器やオリジナル楽器を使用して独自にアレンジしたルネサンス期の曲やオリジナル曲等を演奏しているロバの音楽座のホームページ。

http://www.roba-house.com/

●安井敬オフィシャルサイト
ティンホイッスル・リコーダー奏者の安井敬さんのホームページ。時々クルムホルンを使用されているようです。

http://www.yasuitakashi.com/

●ジョングルール・ボン・ミュジシャン公式ブログ
中世・ルネサンス音楽を演奏するジョングルール・ボン・ミュジシャンの公式ブログ。
主宰の近藤治夫さんは、クルムホルンを含む中世古楽器を演奏されます。

http://blog.livedoor.jp/rausch5145pfeife/

●ダンスリールネサンス合奏団 
1972年、ディレクターの岡本一郎を中心に、結成され22年間もの長い活動を続けてきている演奏集団です。

http://www3.ocn.ne.jp/~dancerie/

●ホムンクルス
ツインハーディーガーディーユニット。クルムホルンも登場する時もあります。

http://woodruff.press.ne.jp/lungwort/homuklu.htm

●ウンガレスカ
愛知県を中心に主に中世ルネサンス時代のヨーロッパの音楽を演奏する古楽奏集団です。

http://ungarescha.untokosho.com/



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